※この記事は娘が4歳頃の記録です。
もっと小さい頃からの様子はこちらにまとめています。
👉【今ならわかる|赤ちゃんの頃から始まっていたHSCのサイン】
「気持ち悪い」
「お腹が痛い」
娘がそう言い始めたのは、保育園のころでした。
最初は風邪かな?お腹冷えたかな?と思っていた私。
でも病院に連れて行っても特に異常はなく、
しばらくすると「治った」と元気に遊び始める——
そんなことが繰り返されていました。
娘自身に「どうして気持ち悪いの?」と聞いても、
「わからない」とうつむくだけ。
本人も、理由がわからなかったのです。
あのころの私は、
それが何を意味していたのか、全然わかっていませんでした。
この記事では、
HSCの娘に起きていた最初のサインについてお話します。
保育園から始まっていたHSCの娘の話
どんなときに「気持ち悪い」が出ていたか
今思い返すと、パターンがありました。
・夏休み明けの朝
・何か気になること、不安なことがある日の登園前
長い休み明けは特につらそうでした。
幼稚園のバッグを持たせようとすると、
急にお腹を押さえて「気持ち悪い……」と。
行事の前日の夜や、
苦手なお友達のことを話した翌朝にも、
同じようなことが起きていました。
また、日常だけでなく
新しい環境でも同じようなことがありました。
4歳の頃、ピアノ教室の見学に行ったときのことです。
教室に入ると、何人かの子どもたちが一斉にピアノを弾いていて——
その瞬間、娘は「もう帰りたい」と小さな声で言いました。
理由はうまく言えなかったけれど、
今思えば、音の大きさや重なりがつらかったんだと思います。
こうした「環境によるしんどさ」については、
習い事のエピソードとしてまとめています。
👉【習い事の記事】
4歳のころのメモが出てきた
最近、当時のメモが出てきました。
娘が4歳の10月ごろ、
保育園に行く前に毎日言っていたことです。
・コップに手を入れちゃった
・足で蹴っちゃった
・手があたっちゃった
・がんばっておはようございますって言えなかったら?
読み返して、胸がぎゅっとなりました。
4歳の子が、登園前に毎日こんなことを考えていたんだ、と。
昨日の小さな失敗を引きずって、
今日もまた同じことをしてしまったらどうしよう、と。
この日のメモにはこう書いてありました。
「みんなが先に準備して外にいると不安になって涙目」(10/12)
気持ち悪いが始まる前から、
娘の心はずっと緊張していたんだと思います。
「大丈夫だよ」と言い続けたあの朝たち
不安を話してくれるたびに、
私はいつも「大丈夫だよ」と答えていました。
でも毎朝同じことが続いて、
同じ言葉を繰り返して。
そのうち娘の方から
「何回も言わないで」と言うように。
それでも不安は消えなくて、
ある朝ついに私は言ってしまいました。
「もう大丈夫だから。そんなに心配しないで!」
今思うと、
あのとき娘はどんな気持ちだったんだろう。
それでも娘は毎朝
お部屋の前までついてきてもらって、
なんとか「バイバイ」と言って
中に入っていきました。
毎日本当によくがんばっていたんだよね。
私も必死だった。
でも娘も、同じくらい必死だった。
「仮病?」と思ってしまった正直な気持ち
ここは正直に書きます。
「また始まった」と思っていた時期があります。
毎回本当につらそうにしているのはわかっていた。
でも病院では異常なし。
幼稚園に着くと普通に過ごしている日もある。
「行きたくないだけ?」
「甘えてるだけじゃないの?」
そう思ってしまったこと、今でも胸が痛いです。
でも、あのころの私を責めないでいようと思っています。
知らなかっただけだから。
今だからわかること
敏感、繊細な子は「体」でSOSを出す
娘は「HSC(ひといちばい敏感な子)」でした。
実は赤ちゃん、幼児期の頃から、
「なんか敏感、繊細な子だな」と感じることはたくさんありました。
敏感、繊細だとは感じていたけど、
それが体の症状として出るとは思っていなかった。
病院で「心の問題」と言われても、
正直ピンときませんでした。
でも今ならわかります。
繊細な子は、
ストレスや不安を言葉にする前に、
体で表現することがある。
「気持ち悪い」
「お腹が痛い」
それは嘘でも仮病でもなく、
体からのSOSでした。
同じ状況のお父さん・お母さんへ
もし今、
「気持ち悪い」「お腹が痛い」を繰り返している
でも病院では異常なし——
そんな状況なら。
どうか、
「仮病」「甘え」と決めつける前に、
少しだけ立ち止まってみてください。
理由がわからなくて当然です。
子どもも、あなたも。
そしてそれは、
あなたの育て方のせいではありません。
繊細な子は、
たくさん感じて、たくさん疲れているだけです。
おわりに
あのころの「気持ち悪い」から、
娘の不登校は始まっていたのかもしれない。
今はそう思っています。
気づけなかったことは悔しい。
でも、気づけなくて当然だったとも思う。
少しずつ、自分を許せるようになりました。
あの頃はまだ、
ここまで続くとは思っていませんでした。
少しずつ、環境の変化が
娘に影響していきます。
この頃すでに、
娘の中では「がんばりすぎる毎日」が続いていました。
実は、こうしたサインは
もっと小さい頃から少しずつ見えていました。
当時は気づけなかった、
赤ちゃん〜2歳の頃の様子もまとめています。
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