10.保健室の先生の一言で涙があふれた日|不登校の子どもを支える親がはじめてカウンセリングを考えた話

子どもがしんどいとき、
親も同じくらい、しんどくなっていきます。


この日は、
そんな自分の状態に初めて気づいた日でした。


保健室で過ごす日が増えていった

娘が学校に行きづらくなってから、

ときどき保健室で過ごすようになりました。


その日も、

「気持ち悪い」と言って保健室へ。


顔色もあまりよくなくて、
その姿を見ていると、胸が苦しくなりました。


👉 朝の様子はこちら
不登校の子が保健室登校できた日|泣いて動けなかった朝の記録


「保健室に来れただけでもえらいね」

保健室の先生が、

やさしく声をかけてくれました。


「少し元気になったら、ここでプリントやってみる?」


娘は少しだけがんばりました。


でもやっぱり、


「もう気持ち悪い…帰りたい」


その言葉を聞いたとき、

ふと思いました。


「なんでこんなことになっちゃったんだろう」


少し前まで、普通に学校に通っていたのに。


「それだけで褒められるんだ」と思った自分

先生は娘に言いました。


「保健室に来れただけでもえらいね」


正直、そのとき少し思いました。


「それだけで褒められるんだ…」


でも目の前の娘は、

本当にしんどそうでした。


その姿を見ていたら、

自然と涙が出てきました。


「お母さんがすごく辛そうだから」

娘が少し落ち着いたとき、

先生がそっと声をかけてくれました。


「娘ちゃんのことも心配だけど…
お母さんがすごく辛そうだから、私も心配で」


その言葉を聞いた瞬間、

胸がぎゅっとなりました。


娘のことばかり考えていて、

自分がどれだけしんどくなっていたのか、

気づいていなかったのかもしれません。


「あなたが心配」と言われたのは、

久しぶりでした。


はじめてカウンセリングを勧められた

先生は続けて言いました。


「カウンセリングとか受けたことありますか?」


「学校でも受けられるので、よかったら…」


正直、少し驚きました。


カウンセリング?


娘のために病院を探したり、

本を読んだりはしていたけれど、


「自分のために」という発想は、ありませんでした。


はじめて「お願いしよう」と思えた

でも家に帰ってから考えて、

私は先生にお願いすることにしました。


これが、

はじめてカウンセリングを受けることになったきっかけでした。


親も助けを求めていい

今思うと、

あの一言がなかったら


もっと長い間、一人で抱え込んでいたと思います。


子どものことで頭がいっぱいになる毎日。


でも、

親がしんどいままでは


子どものそばに居続けることも難しくなる。


「カウンセリングなんて大げさかな」
「私より子どもの方がしんどいし」


そう思って後回しにしていたけれど、


助けを求めていいのは、子どもだけじゃなかった。


同じ状況のお父さん・お母さんへ

もし今、

毎日いっぱいいっぱいになっているなら。


学校のスクールカウンセラー、
地域の相談窓口、
かかりつけの病院。


どこでもいいので、

「話を聞いてもらう場所」を探してみてください。


自分の気持ちを言葉にするだけでも、

少し楽になることがあります。


おわりに

このあと、

娘の体調はさらに不安定になり、


夜も眠れない日が続いていきました。


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