02.小学校入学で不登校の足音が近づいていた|HSCの子が新生活で感じるストレスとサイン


「カッパがうまくしまえないかもしれない」


「名札のピン、固くてつけられなかったらどうしよう」


「長靴、ロッカーに入るかな」


「朝、みんなもう座ってたらどうしよう」

子どもが毎朝こんな不安を口にしていたら、


どう声をかければいいのか迷いますよね。

我が家でも、小学校入学をきっかけに、


不安の言葉が止まらなくなりました。

この記事では、


新生活の中で積み重なっていったストレスと、


あとから気づいた“サイン”について書いています。


毎朝「何かが気になる」娘

娘が小学校に入学した春、


毎朝のように不安を口にしていました。

今日の不安が解消されると、


次の日にはまた新しい不安が生まれる。

それが毎日続いていました。


幼稚園のころから繊細な子だとはわかっていたけれど、


小学校入学でその繊細さが一気に表に出てきた気がしました。

新しい環境、知らない先生、知らないお友達。

大人からすれば「みんな同じ条件」と思うことも、


娘にとってはひとつひとつが大きな心配事でした。


外で並んで待っているときに


「暑くて気持ち悪い」

登校前に


「今日何かあったらどうしよう」


私はそのたびに、

「カッパはこうしまえばいいよ」


「名札は先生に手伝ってもらおう」


「長靴は先生に聞いてみるね」

と、ひとつひとつ答えていました。

なんとか安心させて、学校に送り出す。

その繰り返しの毎日でした。


小さな出来事が積み重なっていた

5月のある日、

「後ろの男の子に蹴られた」と帰ってきました。

別の日には、


知らない子にからかわれたことも。


そして、大切に育てていた朝顔。

誰かが水をやりすぎて、


枯れてしまったと悲しそうに話してくれました。


大人から見ると「よくあること」かもしれません。

でも娘にとっては、


どれも本当に傷ついた出来事でした。


繊細な子は、


こういう小さな出来事を流すことができません。

ひとつひとつを深く感じて、


それが少しずつ積み重なっていきます。


「熱中症」と言われて安心してしまった

夏休み明けの9月、


また「気持ち悪い」と言い始めました。

病院では「熱中症ですね」と言われて。

私は正直、ほっとしてしまいました。

「原因がわかった」と思えたからです。


でも今思えば、


それは表面的な理由だったのかもしれません。

体が訴えていたのは、


暑さだけではなかったはずで。


👉 「気持ち悪い」が始まった頃の話はこちら
子どもが「気持ち悪い」と言う|不登校のサインだった話


久しぶりの登校で見えた本音

熱で学校を休んで、


久しぶりの登校の朝。

娘は言いました。

「久しぶりだから、行きたくない」


それまで見えなかった気持ちが、


少しずつ表に出てきた瞬間でした。


付き添い登校が始まった

2学期からは、付き添い登校が始まりました。

一緒に歩いて、校門まで。


ときには教室まで。

それでやっと行けた朝もありました。


それでも娘は、


1年生の1年間、学校に通い続けました。


今思うのは、

あのころの娘は、


ギリギリのところで踏ん張っていたんだということ。


毎朝不安を伝えて、


それでもランドセルを背負って家を出る。


あの1年間は、


本当によくがんばっていたと思います。


同じ状況のお父さん・お母さんへ

もし今、

・毎朝不安を言ってくる


・学校に行くまでが大変


・小さいことをずっと気にしている

そんな様子があるなら。


それはわがままでも、弱さでもありません。


繊細な子は、


普通の子より多くのことを感じて、


多くの情報を受け取って、


その分、疲れています。


毎朝伝えてくれるのは、


それだけあなたを信頼しているからです。


そして、


受け止め続けているあなたも、


本当によくがんばっています。


おわりに

1年生の終わり、

娘の「行きたくない」は続いていました。


あのころはまだ、


本格的な不登校になるとは思っていなかった。


でも今思えば、

その足音は、


ずっと近づいていたんです。

新しい環境に慣れないまま、


夏休みに入ります。

そこで見えたのは、


もっと分かりやすいサインでした。

👉夏休みに起きた変化はこちら

小学1年生の夏休みに児童クラブで気持ち悪くなる理由|HSCの娘が教えてくれたこと

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