13.小児科で「HSCですね」と言われた日|不登校の娘と心の相談に行ってわかったこと

図工の日から少し後、娘を病院の「心の相談」に連れていきました。

娘はもともと病院が苦手で、その日も強く嫌がっていました。
なんとか抱っこして連れ出し、やっとたどり着いた病院でした。


チェックリストで8割——「HSCですね」

先生にHSCのことを相談し、チェックリストをやってみると、8割以上にチェックがつきました。

娘はもともと、

  • 音やにおいに敏感
  • 人の気持ちをすぐに感じ取る
  • 誰かが怒られていると自分までつらくなる

そんな繊細さを持っている子でした。

先生はこう言いました。

「お母さんの言う通り、HSCですね。
本などで知っていますか?」

👉「HSCについては、こちらの記事でも詳しくまとめています」

HSC(ひといちばい敏感な子)については、
実際に娘がどのくらい当てはまっていたのか、チェックリストで詳しくまとめています。

HSC(ひといちばい敏感な子)の特徴チェックリスト|不登校になった娘が23項目中19項目該当した話

私はずっと「そうかもしれない」と思っていました。

実は私自身もHSPで、娘も同じように繊細な子だと感じていたからです。

でも——
その繊細さが「学校に行けないこと」とつながっているとは、正直ちゃんと理解できていませんでした。


「学校に行かなくていいよ」と言われたら?

そのあと、娘と夫と私の3人で個室に入り、先生が娘に質問をしてくれました。

「学校に行かなくていいよって言われたら、どう思う?」

私はてっきり、娘は安心すると思っていました。

でも返ってきた答えは、

「落ち込む」

でした。

👉繊細な子がどうしてここまで深く感じてしまうのか——
HSCの心の仕組みについては、こちらでわかりやすくまとめています。

HSCとは?ひといちばい敏感な子どもの特徴|繊細な子の心の仕組み

理由を聞かれても、娘はうまく言葉にできません。

すると先生が、やさしく言葉を添えてくれました。

「ママたちの期待に応えられなくて、悲しくなる感じ?」

娘は小さくうなずきました。

その瞬間、胸がぎゅっとなりました。


「行きたくない」じゃなかった

このとき、初めて気づきました。

娘は
**「行きたくない」のではなく、
「行けない自分がつらい」**んだと。

期待に応えられないことが悲しくて、悔しくて、
それをうまく言葉にできないまま、体に出ていたんだと。

娘の本音を、初めてちゃんと知れた気がしました。


睡眠を整えることから始める

眠れない日が続いていたことを相談すると、先生はこう言いました。

「まずはしっかり休むことが大切です」

処方されたのは、

  • 睡眠リズムを整える薬(メラトベル)
  • 胃の薬
  • 不安をやわらげる漢方
  • 就寝前の薬

さらに、血液検査と尿検査も行いましたが、結果は問題なし。

起立性調節障害の可能性も低いとのことでした。


「学校は無理して行かなくていい」

先生から言われたことは、とてもシンプルでした。

  • よく休むこと
  • 学校は無理して行かなくていい
  • 生活リズム(睡眠・食事)を記録すること

正直そのときは、

「これで良くなるのかな…?」

と少し戸惑いもありました。

でも同時に、こうも思いました。

「ちゃんと眠れるようになれば、少し楽になるかもしれない」

眠れない日々が続いていたのは、娘だけじゃなく、私も同じだったから。


HSCの子にとっての「行かなくていい」

この日いちばん心に残ったのは、娘の「落ち込む」という言葉でした。

不登校の子にとって、
「学校に行かなくていい」は必ずしも安心になる言葉ではありません。

特にHSCの子は、

  • 親の気持ちを敏感に感じ取る
  • 期待を無意識に受け取る

だからこそ、

**「行けない自分=ダメ」**と感じてしまうことがあります。


大切なのは、この2つを一緒に伝えること

このとき気づいたことがあります。

「学校に行かなくていい」だけじゃ足りない。

  • 学校に行けなくてもいい
  • それでもあなたが大好き
  • あなたの価値は変わらない

この3つを、一緒に伝えることが大切なんだと感じました。


同じ状況のお父さん・お母さんへ

子どもが不登校になったとき、

「行かなくていいよ」と伝えることは、とても大切です。

でももしお子さんが繊細なタイプなら、
それだけでは伝わりきらないかもしれません。

「どんなあなたでも大丈夫」

👉HSCの子の特徴については、チェックリスト形式でもまとめています。
「もしかしてうちの子も?」と感じている方は、一度見てみてください。

HSCとは、チェックリストでわかる「ひといちばい敏感な子」の特徴


その安心を、言葉でも態度でも伝えてあげてください。

それだけで、子どもの心は少し軽くなることがあります。


おわりに

この日、娘の状態に「HSC」というひとつの理解の軸ができました。

でも同時に、
これからどう関わっていけばいいのか——
まだ手探りのままでした。

このあと、娘の体にはさらに変化が出ていきます。

その様子は、次の記事で書いていきますね。


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