保健室の先生に勧められて、
はじめてカウンセリングを受けた日のことを書きます。
カウンセラーさんとの初回は、1時間20分。
話し始めたら、涙が出てきました。
ずっと抑えていたものが、
ぶわっとあふれてきた感じでした。
こんなにも疲れていたんだ、と
自分でも気づいていなかったのだと思います。
「気持ちじゃなくて、脳の疲れ」
カウンセラーさんが言いました。
「病院で睡眠サイクルを整えてゆっくり休んで、ということなら、脳も疲れていると思います」
「気持ちの問題ではなくて、脳が疲れているから、気持ち悪くなったり、不安になったり、イライラしてしまうんです」
この言葉が、すっと心に入ってきました。
「気持ちの問題」と言われると、
なんとかしなきゃ、頑張らせなきゃと思ってしまう。
でも「脳が疲れている」と言われると、
休ませなきゃ、と思える。
娘は気持ちが弱いんじゃない。
脳が疲れ切っていただけだったんだと、初めて思えました。
テレビをずっと見ていることが気になっていたけど
娘が家でテレビをずっと見ていることが、ずっと気になっていました。
「こんなに見ていていいのかな」
「もっと体を動かしたり、何かした方がいいんじゃないか」
でもカウンセラーさんは言いました。
「疲れているときにテレビが楽なのは、受動的だから脳を使わないんです」
「どれだけ見てもいい、好きなことをやっていい日、と振り切ってみてください」
「やってほしいことは脳を使うから、疲れてしまうんです」
“見せてもいいんだ”と思えたとき、
肩の力が少し抜けた気がしました。
「保健室だけ」と約束したら、そこで終わり
これが、この日一番の気づきでした。
「保健室だけ行こう」と約束して、行けた日。
私はそのあと、
「じゃあ次は教室も行ってみようか」と声をかけていました。
でもカウンセラーさんは首を振りました。
「それをやると、潰れてしまいます」
「がんばったのに、またがんばるの?となってしまうんです」
約束したことができたら、そこで終わり。
次のステップは、
娘が自分から「行きたい」と思えるまで待つこと。
最初は、
・連絡帳をもらいに行くだけ
・先生に一言話すだけ
それくらいで十分。
「こんなのでいいの?と思うくらいで大丈夫です。だんだん行きたくなってきます」
この言葉に、どれだけ救われたかわかりません。
私はずっと、
「もう少し、もう一歩」と前に進めようとしていた。
それが娘を追い詰めていたんだと、やっと気づきました。
「しょうがない、まぁいっか」を練習する
完璧主義で、うまくいかないと泣いたり癇癪を起こしたりする娘。
カウンセラーさんは言いました。
「こだわりが強い子は、気持ちを立て直すことが続くと、大きくなったときに苦しくなることがあります」
「難しいね、悔しいね、と気持ちに寄り添ってあげてください」
そして少しずつ、
「しょうがない、まぁいっか」
を覚えていくこと。
そうやって、少しずつ気持ちを切り替えられるようになっていくと教えてもらいました。
休むと、つまんなくなってくる
もうひとつ、印象的な言葉がありました。
「脳が疲れているときは、不安やイライラが出やすい」
「でも、しっかり休むと心と体が元気になってくる」
「元気になってくると、休んでいることがつまんなくなってくるんです」
つまんなくなってきたら、回復のサインなんだ。
そう思えたことで、
「早く元気になってほしい」という焦りが少しやわらぎました。
「学校休みだよ」と言っても気分が下がる理由
気になっていたことを聞きました。
「学校を休んでいいよと言っているのに、元気が出ないのはなぜ?」
「休んでいいと言われても、罪悪感があって気分が下がってしまうことがあります」
「敏感な子は、親の“本当は行ってほしい気持ち”も感じ取ってしまうんです」
これは、病院で言われたこととも重なりました。
「行かなくていいよ」と言うだけでなく、
「大丈夫だよ」「そのままでいいよ」
という気持ちを、何度も伝えていくこと。
それが大切なんだと改めて感じました。
🌼 同じ状況のお父さん・お母さんへ
カウンセリングを受けてみて一番よかったのは、
自分の気持ちを言葉にできたことでした。
話しているうちに涙が出てきて、
ずっと抱えていたしんどさに気づきました。
子どものことを優先するあまり、
自分の気持ちを後回しにしていたんだと思います。
スクールカウンセラーや地域の相談窓口など、
どこでもいいので、
一人で抱え込まずに、話を聞いてもらえる場所を見つけてみてください。
← 前の記事:保健室の先生の一言で涙があふれた日
→ 次の記事:子どもの不登校で眠れない夜が続いた話

コメント